4、5、6番ベンドのかけ方
正しく4、5、6番の吸音ベントが出来ていますか?
ベンドするときにはポイントが3つあります。一つ目は、穴の中心を捉えることです。二つ目は口を動かさないこと。三つ目が舌だけを動かすことです。
綺麗なベンドが出来ている人は口が動きません。
これを踏まえ、ベンドをやるときにはそれぞれの穴で吸い方が変わってきます。
まず4番ベントのかけ方ですが、半音下がりますので、「レ」の音を出しながら口をあうあうと噛んだり開いたりしてみしょう。
そして、半分くらいの口の開きに、そのまま少し噛むようにしながら舌の中央をせり上げて下前歯の裏あたりに空気を落とし込むようなイメージで空気のの流れを曲げて、口の下側に空気が入り込むようにします。
この時に空気が引っ掛かるような感触があればベンドが掛かっています。
上手く引っ掛からないようなら、舌を動かして色々な形にして探ってみましょう。
また、同時に複式呼吸にも気を配ってください。
次に6番ベンドですが、ここも半音下がります。かけ方も4番ベンドとほぼ同じで、空気が引っ掛かる感触と音程を調節する感触は、4番ベンドよりも舌先で空気の曲がる角度を急にするような感じです。
5番ベンドは半音も下がりません。というのも吹音は「ミ」で、吸音は「ファ」です。
ベンドは吹音と吸音の間が出るという決りなのでファでベンドをかけても、ミまでは下がりません。
その為、ベンドをかけるのは他の穴よりも少ないかもしれませんが、下げた音から元に戻すと音程が上がるように微妙に変化をつけるようにする目的でかけることは良くあります。
また、舌の形は5番と4番、6番ベンドの中間ような感じですが、音程はわずかしか下がりません。
また、1番ベンドは4番ベントと同じような口の開きにし、そこから空気を吸いながら9割くらいまでゆっくりと開いていき、口の下に空気が入り込むようにします。飲み込むような感覚です。
その時に舌は4番、6番ほどはせり上げないようにして、舌全体を押し下げるようにやってみるといいです。
いずれにしても、ベンドをやるときにはそれぞれの穴で吸い方が変わってきます。
4番と5番のベンドは似ているところはありますが少し違いますし、5番と6番の舌の形は似ている面がありますが、3番とは違ってきます。
口の中の変化なので分かりいくですが、やり方さえわかれば出来るようになれます。
具体的にどう変わるかは、映像でみたりするのが一番イメージしやすいでしょう。